2008年03月19日
TBS総務局 広報IRセンター

 香川県坂出市の殺害事件をめぐるTBSテレビ『イブニング・ファイブ』の報道について、番組倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会より審議の要望があったため、TBSでは、2月25日に当社の第三者機関である「『放送と人権』特別委員会」(山室惠委員長)を開催し、各委員からご意見をいただいた上、「審議結果の報告」にまとめていただきました。「報告」はBPOに提示し、3月14日の放送倫理検証委員会で、ご審議いただきました。
「報告」の概要について、お知らせいたします。

 TBSテレビの『イブニング・ファイブ』は、本年1月23日の放送の中で、坂出市で起きた祖母と孫2人の殺害事件の続報として、加害者の息子と娘(両人とも20代)が遺族である孫娘の父親にお詫びする場面を放送いたしました。放送後、BPOに視聴者から「子供たちには何の罪もないのに、倫理に反する放送だ」とするご意見が寄せられたことから、『放送と人権』特別委員会には、番組の企画意図や取材・放送の経緯、謝罪場面の放送の是非を中心に、ご審議いただきました。

 その結果、『放送と人権』特別委員会からは、「加害者の親族が被害者の遺族に謝罪する場面の取材や放送に関しては、親族には何ら責任がないことを念頭に置き、慎重にも慎重な対応が求められる。他方、本件番組を制作するに至った経緯や撮影方法等に照らすと、当委員会として、加害者の親族が被害者の遺族に謝罪する場面の放送は一切すべきではないという結論には至らなかった。加害者の親族が被害者の遺族に謝罪する場面の取材や放送に関して明確な線引きのできる倫理基準を定めることは困難である。ケース・バイ・ケースで妥当な内容を模索していくほかない。」というご意見をいただきました。
 当社は「審議結果の報告」を重く受け止め、この報告を社内に周知すると共に、今後の番組づくりに活かして参りたいと考えています。
 また、TBSテレビ報道局としても、報道番組やニュースの視聴者が何を感じ、どう受け止めるかについて、大いに配慮しなければならず、今回の委員会報告をよく検討し、ご指摘を受けた点については、今後の取材・報道活動に十分活かしていきたいとしています。

以上