2006年11月30日

11月29日午後2時から、井上社長による定例記者会見が放送センター20階にある役員大会議室で開かれました。
概要は以下のとおりです。

◇06年総括と07年抱負
いよいよ地上波デジタル放送が全都道府県で始まる。JNN系列では岡山、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄の7局が開始する。受信可能世帯は約3950万世帯、約84%に広がる。
景気面ではスポットが全国的に落ち込んでいた。マスメディア集中排除原則の緩和など、放送の制度に関する議論がなされるなど、後から振り返れば、転換点となる1年だったかもしれないと思う。
デジタル時代の中でしっかりしたコンテンツが作れるかということが重要。「放送と通信の融合」など話題になったが、現実の問題はツールより中身だと思う。Vアップ計画も発表したが、既に効果は現れ始めている。 上期は18年ぶりにGP帯2位となり下期も今のところ順調だ。放送外事業では展覧会事業として「ナスカ展」や、「日本沈没」「涙そうそう」「木更津キャッツアイ」など映画も好調、事業部門が成果をあげた。
「世界バレー」も順調に進んでいる。 来年はいよいよ大阪・世界陸上があり、赤坂再開発も順調に進んでいる。
一層躍進した年にしたいと思っている。

◇視聴率動向
下期第8週を終え、GP帯で単独2位、全日帯3位となっている。「世界バレー」が開幕してから4週連続でG帯首位を獲得している。これは1988年10月以来、18年ぶりのことだ。全日帯では「朝ズバッ!」が10月、月間視聴率10.2%と好調。「ピンポン」「2時っチャオ!」は少しずつ視聴率が動いていることもあり、推移を見守りたい。ドラマでは「渡る世間は鬼ばかり」が好調、「金ドラ・セーラー服と機関銃」は全話平均13.4%で終了した。バラエティでは水曜21時「明石家さんちゃんねる」が10.6%でスタートした。「世界バレー」終了以降のレギュラー編成復帰後の数字を見守りたい。
1月はドラマが4本スタートする。月曜20時「浅草ふくまる旅館」、木曜22時「きらきら研修医」、金曜22時「花より男子2」、日曜21時はTBS開局55周年記念特別企画「華麗なる一族」。大いに期待している。

◇年末年始編成
12月30日に「日本レコード大賞」を移行、大晦日は「K-1・ダイナイマイト」を5時間半の編成、元日は「スポーツマンNO.1決定戦」、3日にはみのもんたさん司会、江口洋介さんをリポーターにドキュメンタリー「古代エジプト大冒険!」を4時間半に亘っておおくりする。

◇中間決算、営業概況など
上期は視聴率の向上に加え、営業や事業部門の健闘もあって、個別売上が4.4%伸び、連結も4%の増収で過去最高となった。個別連結とも営業利益、経常利益は増益とすることができた。Vアップのスタートとしてはまずまずではないかと思っている。通期の業績予想では利益については当初通りとさせていただく。
営業概況は11月、スポットが前年を割り込むが、タイムは前年実績を上回る見こみ。第3四半期は「世界バレー」セールスも順調、今後は年末年始セールスに注力していきたい。スポット広告の市況は予断を許さないが、上期TBSはシェアを伸ばすことができた。第3四半期は年末商戦期を含むこともありまずまずではないかと思う。

◇映画関連
「日本沈没」が興行収入53億を達成、韓国でも記録的大ヒット、中国でも日本映画として過去最大規模の公開を予定している。「涙そうそう」も興行収入30億達成目前、「木更津キャツアイ」は興行収入15億を突破し20億を目指す勢い。今後も「NANA2」「犬神家の一族」「どろろ」「叫び−さけび−」「バッテリー」と公開予定。TBS映画事業の総興行収入記録を塗り替える可能性もある。

◇ラジオ関連 (TBS R&C 清水社長)
聴取率調査では2001年8月以来、32期5年4ヶ月連続首位を達成した。ワイド番組が健闘した。土曜午後では「久米宏 ラジオなんですけど」が快勝。特に40代の男性に受け入れられた。
中間決算は減収減益となった。ナイターなどタイム収入の落ち込みとスポット収入の不振が加わった。費用は削減したが、放送設備の更新に伴う償却費やネットワーク費などが増加、営業利益が減少した。
デジタルラジオで新しいブランド「OTTAVA」を4月から立ち上げる。地上波デジタル放送とインターネット放送の両方でアウトプットするコンテンポラリー・クラシック・ステーション

以上