2006年10月26日

10月25日午後3時から、井上社長による定例記者会見が放送センター20階にある役員大会議室で開かれました。
概要は以下のとおりです。

◇V!up本格的に施策実行開始
 今年2月に公表したV!up計画2010の目標達成に向け、会社としての実行方針がまとまった。中堅社員をリーダーとした6つの検討チームが検討を行い、7月に出した答申を受け、担当役員とラインで実行方針決定の作業を続けてきた。既に10月1日にブランド戦略の実施本部であるPRセンターの新設やクロスメディア部、ライセンス企画開発部の新設など、いくつか実行に移しているが、これで社内の議論には一区切りをつけ、実践に向けた第2段階に入る。上期の業績も、少なくともTBS単体では予想を上回り、営業利益でも前年同期を大きく上回るなど、既にV!upによる意識改革が良い方向に出始めていると感じている。

◇10月編成ほか
 上半期はゴールデン、プライム帯それぞれ単独2位で折り返した。期末期首編成も上期第25週、第26週続けてゴールデン帯1位を獲得した。このまま31日に開幕する「世界バレー」に弾みをつけていきたい。
 全日帯では「ピンポン!」「2時っチャオ!」がスタートした。認知度がまだまだ低いようだが、視聴率に動きがあるようだ。福澤さんも恵さんも生き生きと番組を進めてくれているしこれからに期待したい。10月ドラマでは「セーラー服と機関銃」がF1、F2に圧倒的な支持を受けて好調、「嫌われ松子の一生」は1回目より2回目の視聴率が上がっている。他局の裏番組との兼ね合いもあるが今後に期待したい。先週「岡倉大吉」役として「渡る世間は鬼ばかり」を長年支えてくださった、藤岡琢也さんがお亡くなりになった。改めて哀悼の意を表したい。バラエティ「徳光和夫の"逢いたい"」はまずまずのスタートだった。
亀田戦については、当初から大晦日に予定していたわけではないのに、あたかも決めていたものを変えたというような報道について、いかがなものかと思う。
大晦日についてはK−1ダイナイマイトを大枠で編成する予定。

◇野球関連
 日本シリーズの視聴率は好調で、昨年の出足とほぼ同様の数字だった。名古屋や札幌ではいずれも高視聴率だったが、野球がローカルイベントになってきたという考え方もある。新庄選手のように、どうやって野球を盛り上げていくのか、我々も研究しなければならないと感じた。
G戦の視聴率は非常に厳しいものがあった。来シーズンから実施されるセ・リーグ「プレーオフ制」についての視聴意欲とか「ペナンとレース」への関心度などを含めたマーケット調査をかけている最中で、その調査結果も参考にしながら今後については対応を検討していく。

◇決算の見通し、営業概況など
 中間の個別事業収入は1368億という発表数字は厳しいかもしれないが、前年はクリアできそうだ。発表値の営業利益74億、経常利益82億は確保できると思っている。前年比は増収、経常利益までは増益の見込みだが、昨年は特別利益の計上があったので、当期純利益では予想値48億は上回っても減益になる予定。
 テレビ営業状況は、スポットが残念ながら若干の前年割れ、タイムはネット、ローカルともに昨年実績を大幅に上回る見込み。上期のタイムセールスは過去最高の売り上げとなった。その結果上期テレビ営業の総収入でも過去最高の売り上げとなる模様。10月以降、スポットは依然として不透明な市況が続くが、タイムについては「世界バレー」のネットセールスなどに力を注ぎ、単発企画のセールスで売り上げを積み上げていきたい。

◇映画関連
 「涙そうそう」は9月30日から公開しているが、3週間で動員160万人、興行収入は19億円を突破する大ヒット。当初の目標は超えたようだ。テレビ、ラジオを活用しての宣伝もうまくいった。興行収入30億円突破を見込んでいる。
 「木更津キャッアイ」「NANA2」「犬神家の一族」「どろろ」などTBS映画ブランドの強さを高めていきたい。

◇ラジオ関連 (TBS R&C 清水社長)
デジタルラジオについて、現在、総務省の情報通信審議会・電波有効利用方策
委員会で、2011年以降の有効利用についての検討が進められている。DPR(デジタルラジオ推進協会)では試験放送は7CHで行っているが、VHF帯の4〜12CHの帯域でやることが決まったら、早い時期に本放送を始めたいという希望はある。2007年6月までは試験放送を続けることになるが、東京地区では800Wから2.4KWに出力が増力になり、KDDIなど複数のメーカーから今年度内に受信機も発売される予定。媒体しての評価も変わってくると思っている。
TBSラジオでも試験化放送の内容充実をはかっていきたい。2007年4月にはクラシック音楽を中心としたミュージックチャンネルを準備中。

以上