2006年09月28日

 9月27日午後3時から、井上社長による定例記者会見が放送センター20階にある役員大会議室で開かれました。
 概要は以下のとおりです。

◇7月改編総括と視聴率の動向
 上期も最終週を残し、G帯は12.5%単独の2位、P帯も12.5%単独の2位、全日帯は7.8%で3位となっている。GP帯ともに2位で折り返すのは1988年以来のことだ。7月のドラマは「渡る世間は鬼ばかり」が平均18.8%と好調に推移しているが、「タイヨウのうた」や「誰よりもママも愛す」などは、話題性はあるが数字は伸ばしきれなかったようだ。一方単発はドラマ「トリプルキッチン」14.8%、「僕達の戦争」15.8%や「NYテロ5年目の真実」17.4%、「地球創生ミステリー」14.6%など、大型企画にも取り組み、成果を残せた。

◇10月編成について
 全日帯の更なる強化を目指し、ベルト番組では、福澤朗さん司会の「ピンポン」と恵俊彰さん司会の「2時っチャオ!」を新たにスタートさせる。GP帯では水曜、金曜を重点的に、各曜日の縦の流れを意識した編成強化を目指した。金曜から水曜に移行した2時間枠「水トク!」、水曜21時「明石家さんちゃんねる」、水曜からは「ドリームプレス社」を金曜に移行した。ドラマは木曜22時が「嫌われ松子の一生」、金曜22時が「セーラー服と機関銃」、日曜21時には今までと少しトーンが違うが、若い層の開拓を狙い「鉄板少女アカネ」を放送する。また「世界バレー」がいよいよ10月31日から始まる。日本で2度目の男女共同開催となる。ゴールデン帯は22枠を編成している。
 野球について、今シーズンG戦ナイターは104試合の平均視聴率は9.6%、TBS系列のG戦ナイターは10カードを中継、平均が9.0%だった。来シーズン以降については現在検討中だと思う。横浜ベイスターズの観客動員数は昨年より10%増えている。当面は野球を観てくれる人をつくり、野球がおもしろいということをどうやって伝えていくかということを考えている。

◇営業概況
 第2四半期はスポットが前年を割り込むものの、タイムセールスがネット、 ローカル共に健闘、総収入では昨年実績を上回る見込み。タイムは大型単発番組のセールスが好調だった。一方スポットは、8月は前年102%を達成したが、7-9月の前年マイナスが大きく、第2四半期では前年割れ、上半期トータルでの若干の前年実績割れとなりそうである。10月以降は引き続き景気は悪くないものの、広告費の動向は予断を許さない状況。

◇放送外収入の状況について
 映画に関しては7月15日から公開された「日本沈没」は大ヒットと言える。現在もムーブオーバーが続いており、9月24日段階の興行収入は52億4600万円、総入場者数は410万人を超えた。これはTBSの映画興行史上「世界の中心で愛を叫ぶ」の85億円に次ぐ興行収入だ。韓国、香港、台湾でも公開され話題となっている。韓国では公開スタートの動員で日本映画史上1位の記録を達成、最終的には100万人になる見通し。また、TBSテレビ50周年記念事業の一環として「涙そうそう」が30日から公開されるほか、「木更津キャッツアイ」 「NANA2」「犬神家の一族」など公開が続く。
 その他でも放送外収入の状況は明るい。展覧会では「始皇帝と彩色兵馬俑展」が「ナスカ展」に引き続き順調。またグランマルシェは前年に引き続き、順調に推移しており、TCエンタテインメントも着実に伸びているようだ。

◇楽天との進捗状況
 経営統合の申し出を受けてから間もなく1年が経つ。業務提携の話し合いは その後も続けているが、株式の件が進まないので、特段進捗もない。

◇ラジオ関連 (TBS R&C 清水社長)
 デジタルラジオについて、DRP(デジタル推進協会)による実用化実験放送を引き続き行い、今年度の放送開始を目指してきたが難しくなった。東京の民放ラジオ5社を中心にデジタルラジオ運営会社設立を目指す「マルチプレックス・ジャパン設立発起人会」は解散の方向で作業を進めている。2011年以降のUHF帯の有効利用に関して総務省で検討が進められており、その結論がまとまるのは2007年6月の予定となった。デジタルラジオに関する制度整備や放送開始に至る手続き、スケジュールが明らかになる見通しが立たなくなった。今後はDRPによる東京、大阪での実用化試験放送は継続し、東京では出力を増力する準備を進めている。これにあわせ、TBSR&Cとしても放送内容の充実を図る予定。
 10月編成は「久米宏 ラジオなんですけど」を土曜13時から15時まで放送する。21年ぶりに久米さんがTBSに復帰するが、「ラジオならではの久米宏」の復活に期待したい。ポッドキャスティングとラジオの融合番組「あべこうじのポッドキャスト番長」や大人むけのラジオとして「おとなの時間割」も編成する。

以上