TBSでは「中国伝媒大学に対するTBS育英・研修制度」を設立することになりました。7月17日、北京において、TBS平本和生常務取締役と中国伝媒大学の袁軍副校長とのあいだで覚書をかわしました。この制度は、(1)奨学金制度、(2)4年生時におけるTBS(日本)での研修制度、(3)TBSの人員を派遣しての短期講座の3点を柱とします。
TBSは、60年代の第一回日中記者交流以来、80年代の北京マラソン中継、90年のドキュメンタリー番組「万里の長城」の共同制作、2000年の「朱鎔基首相との市民対話」特番などを通じ、中国のメディアだけでなく一般市民からも高い評価を受けています。
中国の改革開放政策が大きく進展するとともに、メディアも大きく成長し、その役割と地位がこれまで以上に重要になってきている中、TBSは中国の メディアにおいて活躍する次世代の人材の育成を支援することになりました。
中国の一般市民に大きな影響力を持つメディアにおいて働く人材に、少しでも日本のことに関心をもってもらう一助となることを期待していると共に、2008年の北京オリンピックを控え、世界中のメディアが中国に殺到する中、次世代においてもTBSが中国との強力な関係を維持発展していくことをめざします。