2006年06月23日
TBS総務局広報部

 6月22日午後3時から、井上社長による定例記者会見が放送センター20階にある役員大会議室で開かれました。
冒頭、井上社長から、2003年11月2日放送の「サンデーモーニング」において石原都知事の講演に誤ったスーパーを付した問題につき、都知事が提起していた名誉毀損の民事訴訟について、本日和解が成立したことをご報告しました。
その他、概要は以下のとおりです。

◇楽天との提携協議ほかについて
 3月末の合意に基づき、当面の提携協議を6月末まで延長し、業務提携を中心に話し合いを続けてきた。既にオールスター感謝祭などで番組連動をしたほか、どのような提携が可能なのか、複数のプランを提案するなど、両社で意見交換を行っている。しかし、期限が近づく今日現在では、具体的な詰めにまで至っていない。両社の合意では、協議機関はどちらかが打ち切りを申し出ない限り1ヵ月毎に自動延長されることになっている。今のところ先方からその申し出はなく、当社としても打ち切りを申し出る特段の理由もないので、自動延長なのかと思っている。

◇番組で紹介した「白いんげん豆を使用したダイエット法」について
 一昨日、竹中総務大臣から直接、警告と再発防止への取組を強く要請された。行政指導で最も重い警告を受けたということで、公共の電波をあずかる身として、これを厳粛に受け止めている。放送事業者としての責務を改めて痛感し、このような事態を二度と引き起こさないよう、「食品に安全性に関する番組制作ガイドライン」を制定し、これの周知徹底を図るよう指示している。

◇編成関連
6月17日までの上期視聴率は全日7.8%、G帯12.7%、P帯が12.7%となっている。帯番組では「朝ズバッ!」は6月第1週平均で、5時台、第一部、第二部とも番組最高視聴率を更新するなど相変わらず好調である。
「きょう発!プラス」は週平均で先週当面の目標であった5%台が出たことは喜ばしい。「2時ピタッ!」はまだ認知度が低いようだ。これからに期待したい。GP帯では、「渡る世間は鬼ばかり」平均19.0%や、「クロサギ」平均15.6%を中心にドラマが好調に推移している。「弁護士のくず」は平均12.5%だが、苦戦してきた木曜22時枠としては善戦している。いずれも最終回に期待したい。
7月の新ドラマは月曜20時に「水戸黄門第36部」、木曜22時は「花嫁は厄年ッ!」、金曜22時は「タイヨウのうた」、日曜21時は「誰よりもママを愛す」がスタートする。

 プロ野球G戦は4月の開幕以降右肩下がりの状況だ。5月平均は11.1%、6月平均は先週時点で9.9%となっている。ワールドカップが終わり、これから夏の本格的なナイターシーズンが始まる。野球はまだまだコンテンツとしての強い要素を持っているので、我々もスターを育てていきたいと思っている。
 1998年以来2度目の男女同時開催となる「2006世界バレー」がこの秋行われる。4月からレギュラー番組「世界バレーTV」をスタート、6月1日付で「TBS世界バレー・ブームアッププロジェクト」を発足させるなど、全社的に取り組んでいる。

◇竹中懇談会関連について
 最終報告書として、事業者への理解が一定程度示されたことでほっとしている。基幹放送である地上波について「ハード・ソフト一致原則」や「県域免許制度」の重要性が書き込まれたこと、マスメディア集中排除原則の緩和の必要性をうたっていることなどについて評価したい。しかし、地上デジタル放送のIPマルチキャスト再送信の地域問題や、地上放送への役務利用放送法の適用など、曖昧さが残ったため報告書の真意が不明な部分もある。放送事業者として今後も注意深く対応する必要があると考える。
 民放に比べ、NHKへの提言は厳しい感じがする。NHK−BSを1チャンネルにするのはBS業界発展のために好ましくないと思うし、「娯楽、スポーツは公共性が高くないから分離する」というのもいかがなものかと思う。視聴者がどういうことをテレビに求めているのかなどをもう少しご理解いただきたい。

◇ワンセグの状況
 普及状況は各キャリアとも順調だと聞いている。秋以降のナンバーポータビリティーの実施により、端末が急速に普及することを期待しており、データ放送にも一層力を入れていくことにしている。現在、「ワールドカップ・スペシャル企画」を実施しているが、期間中は圧倒的にサッカー関連のコンテンツを見に来てくれているようだ。開幕戦放映の日のアクセス数は普段の倍近くになっている。

◇ラジオ関連 (TBS R&C 清水社長)
ラジオのナイターは4月の調査結果では個人全体、男性全体とも全局聴取率は上がっている。ラジオメディアにおいてのナイター中継のニーズは高く、重要なコンテンツであると認識している。
2002年7月から始まった「環境キャンペーン」が今年9回目を迎える。「今日よりちょっといい、明日を」というスローガンで環境問題を訴えていく。期間14番組で取上げるほか、7月22日には特別番組も放送する。
昨年グッドデザイン賞を受賞した、ダイアログ・イン・ザ・ダークというワークショップを開催。ラジオ局として、視覚以外で暗闇の中を進むこの企画を積極的に展開していきたいと考えている。

以上