2006年02月15日
TBS総務局広報部

 2月15日(水)、全日空ホテルにおいて、(株)東京放送の「2005年度 第3四半期および新中期経営計画説明会」が行われ、井上社長が新中期経営計画「V!−Up(Vアップ)2010」について説明しました。概要は以下のとおりです。
出席者:代表取締役社長 井上弘、専務取締役 財津敬三
常務取締役 平本和生、TBSテレビ専務取締役 城所賢一郎     
参加者:およそ135名

<Vアップ2010基本戦略>
 Vアップの「V」は企業価値やメディア価値を示す、バリューの「V」、同時に勝利、ヴィクトリーの「V」、構想力を意味するビジョンの「V」など様々な意味を込めている。その基本戦略は(1)視聴率アップを通じたトップライン(収入)の拡大、(2)デジタル技術の進化する新しい時代のコンテンツを開発し収益をあげる、(3)制作費(番組コスト構造)を見直しコントロールする、(4)バランスシートの資産、資本効率改善に目を向けるという4つの柱である。これを通じ当社の企業価値を上げるだけでなく、放送メディアとしての価値や評価を不断にあげていくということだ。

<経営目標>
 経営目標は、5年後に連結営業利益で590億円、連結キャッシュフローで500億円という、利益成長率の高い計画である。内訳は、「放送事業」320億円で連結全体の営業利益の約54%、「映像・文化事業」は200億円で全体の約34%、「不動産事業」は70億円で12%となっている。
「放送事業」では全日視聴率9%、スポット在京5局シェア25%の実現が目標達成の前提である。スポット収入は毎年平均2%台後半の伸び、タイム収入は毎年平均1%伸びを見ている。又、制作費、番組原価は1200億円を基本的な目標指標としている。連結減価償却費は赤坂再開発も含め、平均120億円程度を見込んでいる。
「映像・文化事業」の売上高は前期の405億円を今後5年間で3倍以上の1350億円にしようという大きな目標だ。単体事業部門が約300億円、既存連結子会社が約400億円、昨年立ち上げた「TCエンタテインメント」やビデオ・オン・デマンド事業の「BooBo BOX」、「ワンセグ」などを含む新規デジタル関連事業が約400億円、その他開発事業が250億円となっている。 
「不動産事業」は2008年1月に完成予定の赤坂再開発の事業が中心となっている。売上は115億円程度になると見込んでおり、同事業の営業利益は約60億円で、入居率は95%を前提にしている。その他再開発以外の不動産事業を中心とした売上は35億円程度と見込んでいる。

<財務戦略>
 既に公表している内容について研究を始めた段階である。配当性向については来期から収益改善を前提に、単体純利益の30%を目途に配当できるよう取り組む。将来的には株主資本配当率を新たな経営指標とできるかどうか研究を重ねていく。又、バランスシートにおける資産・資本効率をあげるための施策の中で、株主資本比率や、負債比、資産の活用度、資本構成の望ましいありようは何かなど、検討を重ねていく考えである。

<Vアップ推進体制>
 Vアップ推進本部を設け、社長の私みずからが指揮をしていく。補佐役として推進本部の事務局を置き、重点テーマごとに検討チームを社内横断的に組織、課題の実現に取り組んでいく。効率的な事業組織をつくり、デジタル時代の流れに即した色々な新しい事業にチャレンジしていきたい。
 Vアップ2010を全社的に進めるため、「最強のコンテンツ発信源へVアップ」という新たな標語を決め、全社一丸となり、TBS 50年以上にわたるモノ造りのプロ集団としての経験を結集し、目標達成に励んでいく。

*「Vアップ2010」の詳細についてはIR推進室へお問い合わせください

<第3四半期業績ハイライト> 平本常務
 連結は減収・減益だったが、純利益では増益。TBSR&Cは2ヶ月ごとの聴取率調査で、連続27回、4年6ヶ月の間トップの座を守り続けている。又、ショッピング事業を手がけているグランマルシェは大幅な増収・増益。売上は前期に比べ27%の伸び、営業利益は362%の伸びであった。持分対象会社のBS-iも広告収入の増加と制作費のコントロールで増収、赤字幅も縮小、業績は大幅に改善した。CS事業のTBSチャンネルは11月以降黒字になっており、今3月期からは通期で黒字となる見通しである。

以上