2004年05月27日
TBS総務局広報部

◆ 筑紫哲也氏の年金未加入問題について
5月14日から出演を見合わせていた。「政治家の未納問題を厳しく追及、批判してきた立場で責任は重い」との筑紫氏の意向を受け、ご本人と話し合った末の判断であった。"当面"ということだったが、このところ世の中が大きく動いているし、ご本人と相談して24日から出演を再開した。

個人的には、私どもの報道を含め世間一般の報道で年金問題の本質という議論がどこかへそれた。本質的には年金財政が破綻するということで国家財政が破綻しそうだという問題だ。もちろん、未納は悪いがうちの報道も世の風潮にならって引きずり込まれてしまったのではないか、というのが私の反省でもある。もう少し、ことの本質に迫った議論をして欲しい。
いやしくもマスコミに名を列ねている以上はちゃんとして欲しいというのが私の意見だ。

◆ 小泉首相訪朝について
TBSでは当日、バレーボールとK-1とビッグイベントが組まれていて編成が苦労したようだが、レーティング的にも比較的多くの方に見ていただき、現場はよく頑張ったと思う。

日本テレビへの訪朝同行取材拒否については、もし報道されている通り、報道内容を理由に同行取材を拒否する、あるいは取材源を明かさないからダメということであれば、あってはならないことだと思う。最終的には撤回されたということで、妥当な判断がなされたと思っている。


◆ 「視聴率のあり方に関する調査研究会」の報告書について
視聴率調査会社の監査の充実については、第三者が入って一緒にやることは調査の透明性や信頼性が保たれるのでいいことだとは思う。実際は難しい問題もあると思うが、今後、民放連と共に真摯に対応していきたい。

◆ '03年度決算について
単体については、3年連続の減収減益だったが、事業局のDVD、ビデオの収入が補い、前年に9億円届かなかった。
当期純利益は約40億円の大幅マイナスだったが、これは退職年金の積み立て不足104億円を特別損失で処理したからだ。
連結の売上は当社としては最高であった。営業利益、経常利益とも少しだが増益になった。

◆ 営業状況について
4月から5月のスポットは当初の予想通りだが、個人的な予測では9月までは堅調で、大丈夫だと思う。オリンピックもあり全般に景気回復の感がある。

◆ 4月編成について
先週までの視聴率の結果だが、G帯はCXと並んでトップ。P帯も2位でいいが、全日がよくない。全日は至急の検討をしてもらっている。
ドラマでは、取れると思った「オレンジデイズ」「渡る世間は鬼ばかり」はいいが、「ホームドラマ」「新しい風」はよくない。

目玉の「水曜プレミア」はまずまずの出だしだが、火曜、水曜はまだまだだ。
全体としてG帯、P帯は明るくなってきている。
平日の朝帯と昼帯は苦戦中だ。

◆ ラジオ関連(TBS R&C=清水社長)
聴取率調査の結果、'01年8月以来17期連続の単独首位を獲得した。
今回は平日平均、土曜、日曜、全て単独トップだった。
ラジオ業界にとってセットインユースの全体の低下が気がかりだったが、前回比プラス0.1アップしてこれもいいニュースだ。

ナイターの数字は落ちていない。いまのところ、昨年並みの数字で推移している。横浜ベイスターズの4試合中継したが、4試合とも対抗局のレーティングを上回って、ベイスターズ=TBSというイメージがリスナーにも浸透しているのかなと思っている。

'03年度決算は、高聴取率を受けて2期連続で増収増益を達成できた。
売上高157億6千5百万円、営業利益10億7百万円、経常利益10億1千万円、当期純利益4億9千7百万円。