2003年01月06日
広報部 本村 隆

1月6日午後3時からTBS放送センターBスタジオで新春パーティーが開かれました。その席で行なわれた井上社長の挨拶の概要を広報いたします。

井上社長挨拶


  明けましておめでとうございます。まずは2003年の年頭にあたり、良い報告ができることは素晴らしいことですが、テレビは12月30日から1月5日までの年末年始編成において、G・P帯で堂々2冠の視聴率トップを獲りました。番組を制作・編成したスタッフに心より感謝します。ラジオはこれまで8期連続聴取率トップという好成績で、この10月には営業面でも上向いてきていますが、今回はテレビということで本当に幸先の良いスタートを切ることができたので、この勢いで今年はさらに良いポジション、より良いTBSを目指したいと思います。
 12月には地上デジタル放送が開始しますが、国策でもあり当面のところ収入を生むわけではありません。これから数年は、投資コストはかかるが収入は増えないという問題を抱えなければならなく、テレビが厳しい時代に入ったことは確かです。テレビ誕生の当初には「1日24時間以上売れない限界産業」と言われていましたが、逆にその「希少価値」をもってこれまで発展してきたわけです。今は様々なメディアが発達し、従来に比べると番組の希少価値が減ってきました。それだけに、我々にとって一番の命といえる番組を何とか強化して、TBSという放送局がはっきりと分かり、視聴率も獲れる「TBSブランド」を今一度確立したいと思っています。レギュラー番組の強化に加えて、大型プロジェクトによる番組も10本程度企画しており、大いに期待しています。
 そのためにも、自分は何をやりたくてTBSに入ったのか、何を伝えたくてTBSに入ったのかという原点を、しっかりと見つめ直して欲しいと思います。キー局であっても決して安泰とは言えない状況の中で、これから長期にわたるデジタル化の消耗戦を生き抜くためには、この原点に帰る事が一番大事なことだと思うからです。
 ラジオにおいては様々な改革を進めた結果、聴取率のトップを獲ることができましたが、テレビにおいても、デジタル化に関連していろいろな工夫をしなければなりません。
 いずれにしても、デジタル化に伴う様々な問題に対しては、既に「模範解答のない時代」に入っていると言えます。チャレンジャーとして、失敗を恐れずに頑張ってもらいたいと思います。例え三振するにしても、「見送りの三振」はやめましょう。空振りになったとしても、まずはボールに向かって振ってゆくことが、これからのTBSにとって一番大事なことだと思います。ライバル局も、今年が正念場と思っています。新規メディアについても、ここ1〜2年で峻別をしなければならない厳しい時期がくるかもしれません。まずは番組を強くするために、一人ひとりが失敗を恐れず挑戦し、変化を拒まずに新しい時代を切り開いてもらいたいと願っています。私も同じ気持ちでチャレンジするので、力を合わせましょう。