6月27日午後、井上弘社長と放送担当記者との記者会見がTBS放送センターにて行われましたので、その概要をお伝えします。就任の抱負については、ニュースリリース「社員集会で砂原会長、井上社長が挨拶」でお伝えしている部分と重複していますので省略します。
Q.地上デジタルへの取り組みについて
A.通信と放送のデジタル化の流れは当然であり、残っているのは地上波だけで、我々は粛々と2003年の関東地方デジタル放送開始の準備を進めています。
Q.いわゆる“メディア規制についての考えは
A.報道と表現の自由について必要以上に政府が介入するのは反対です。一方、我々は反省すべきは反省し、批判する時は真摯に批判していきたいと考えます。
Q.横浜ベイスターズへのサポートについて
A.私も今シーズン5回球場に足を運びましたが、まだ勝利の場に居合わせていません。ベイスターズという素晴らしいソフトを大事に育てていきたいです。
負けが込んだから知らないということでなく、TBSが対応可能な点について応援していきます。
Q.今後の営業見通しについて
A.昨年より厳しい状況です。4月から6月の第一四半期は、ほどほどという感じもしましたが、アメリカの経済の状況や円高などで、今後は楽観は出来ないと思います。
Q.サッカーW杯について
A.日本代表の試合しか視聴者は関心がないのかもしれないと思っていたのですが、大変な盛り上がりですね。
Q.「ジャパン・コンソーシアム(JC)」方式の放送権配分について
A.放送権料の提示があまりに高額だったので「JC方式」になったのですが、いろんな事を考えての日本の知恵なのだと思います。
Q.TBSのイメージ作りについて
A.昔、私が入社した頃には「TBSはこんなイメージ」など、各社のイメージはありましたが、今は視聴率を獲ろうと、各社の番組が似てきたかなという印象があります。私はスローガンを作るのは好きではないのですが、TBSはこういう放送局だといえるような局にしたいと思います。