09年2月分 井上社長 定例記者会見概要

2009年2月25日
TBS総務局 広報IRセンター

 2月25日午後3時より、井上社長による定例記者会見が放送センター20階、役員大会議室で開かれました。概要は以下のとおりです。

<「おくりびと」の米アカデミー賞受賞を受けて>

 TBSが企画の段階からかかわった作品が名誉ある賞を受賞し本当に嬉しく思っている。滝田洋二郎監督や主演の本木さん、広末さんを始め、この映画に携わったすべての皆さんに、祝福と感謝の気持ちを伝えたいと思う。

<視聴率動向と4月編成>

 下期の視聴率は、第21週までで全日帯4位(7.5%)、ゴールデン帯5位(11.3%)、プライム帯4位(11.3%)。G帯もトップとの差は2%、逆転できない数字ではないのでがんばってほしい。ドラマは土曜20時『RESCUE〜特別高度救助隊〜』がこれまでの平均で11.3%と健闘しているが、金曜22時『金曜ドラマ・ラブシャッフル』と日曜21時『日曜劇場・本日も晴れ。異状なし』が苦戦している。バラエティは『ぴったんこカンカン』が引き続き好調な他、『キミハ・ブレイク』『リンカーン』『うたばん』『金スマ』『ザ・イロモネア』等が堅調だ。『さんまのスーパーからくりTV』もこのところ復活してきた。しかし、水曜日の3つの番組『復活の日』『悪魔の契約にサイン』『水曜ノンフィクション』が苦戦した。今年度も残すところあと4週、期末の特番を含め最後までがんばってもらいたい。
 4月編成は、かつてない規模の改編となる。19時台のゴールデン帯に本格ニュース番組を編成し、20時台以降には既存の人気番組を集中させる。一方で、23時台に若者向けのバラエティを編成する。質を落とさずに知恵を出していい番組を作ってもらいたい。4月編成の目玉となるニュースのタイトルは、『総力報道!THE NEWS』に決定、スペシャルスポーツキャスターとして高橋尚子さんが出演することも決まった。また今年のマスターズは、石川遼選手の出場が決まり、非常に関心が高まっている。日頃ゴルフに馴染みのない方も含めて、マスターズを見ていただきたいと思う。

<第3四半期決算>

 収入については、株式会社スタイリングライフ・ホールディングスを7月から連結子会社化したことと、TBS単体の事業部門と不動産部門が好調だったことなどにより、連結・単体ともに、増収となった。ただし、テレビ広告収入の落ち込みが激しく、利益面では、単体の営業利益、経常利益は減益となった。また、単体で計上した投資有価証券評価損の影響で、四半期純利益は、連結・単体ともに減益であった。大変厳しい状況ではあるが、売上、営業利益、経常利益は、11月に発表した業績予想に沿った水準で推移している。

<赤坂サカス>

 昨年3月のオープン以来、広場を中心に季節ごとにそのイメージにあったイベントを開催してきた。この間の来場者数はおよそ850万人にで、東京の新名所としてすっかり定着してきたと思う。この3月20日から4月19日までの間「花Sacas」と題し、エリア全体を花々で埋めつくすイベントを開催する。また、イベントステージ、新設の サカススタジオ、各番組ブースも展開し、放送と連動しながら4月改編のPRも大々的に展開していくと聞いている。

<事業>

 「おくりびと」は、「第32回日本アカデミー賞」においても、最優秀作品賞など10部門で最優秀賞を獲得、大変嬉しい結果となった。公開24週目となる2月21日(土)から開館が182館に拡大され、21日(土)から24日(火)までの4日間だけで1億5100万円の興収を記録、累計興収も33億1500万円に達した。今回の快挙により、今後興行面でも更なる飛躍を遂げることを期待したい。「感染列島」も2月24日(火)までの公開39日間で動員141万人、興行収入17億6700万円に達し、2009年の第一作として堅調な作品となった。3月公開の「ジェネラル・ルージュの凱旋」にも期待したい。「特別展インカ帝国のルーツ 黄金の都シカン」が、7月14日〜10月12日に国立科学博物館で開催されることになった。TBSとしては第四弾のアンデス・プロジェクトとなる展覧会で、日本人がペルーに移民を開始して110年という記念すべき年に、シカン文化の全貌に迫り歴史の空白の謎を解く、大いに期待している展覧会だ。

<地上デジタル関連>

 地上デジタル放送だが、私どもとしては移行日の延期は考えていない。2011年7月24日までにアナログ放送を終了し、デジタル放送への移行を確実に実施する考えだ。残り2年半足らずだが、国やメーカーなどの関係者と連携して総合的かつ具体的な対策を推し進めていきたい。

<TBS R&C> 余田社長

 45期連続聴取率ナンバー1の地位に安住することなく、新規リスナー獲得を貪欲に目指して近年にない、大改編を行う。大きいところでは、好評ではあったが聴取率の伸び悩みもあり、午後ワイド「ストリーム」を改編し、新午後ワイドとして、TBSアナウンー・小島慶子を起用し「小島慶子キラ☆キラ」を編成する。この他、「コサキンDEワァオ」、「若山弦蔵のバックグラウンドミュージック」、「全国おとな電話相談室」などが終了する。また、WBC東京ラウンドを実況生中継でお伝えする。3月1日の強化試合の巨人戦、本選出場に向けて重要な試合となる3月7日と、9日の1位決定戦の試合を中継。
 2月初旬に実施した第14期環境キャンペーンでは、恒例の古着回収を行い、昨年のほぼ2倍の4338kgもの古着を回収した。この古着を販売して、売上は、ケニアの元環境副大臣、ワンガリ・マータイさんの「グリーンベルト運動」に寄付し、アフリカでの植林活動に充てられる。

 

以上