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#21 「ちぃ 待つ」
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脚本: | 花田十輝 |
絵コンテ: | 島津 奔 |
演出: | 増原光幸 |
作画監督: | 北尾 勝 |
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パソコンマニアの小島に連れ去られてしまったちぃ。
懸命に探す本須和だったが、何の手がかりも得られない。稔に連絡を取って協力を求めた後、商店街を走り回っていると、チロルの植田店長と出会うのだった。
植田店長もちぃの事を心配して探してくれていたのだった。
そして、2人で探し始めるのだったが、そこに、新保から電話がかかってくる。清水先生からOKを貰って、戻ってきたというのだ。
そんな新保に、それどころじゃないと事情を説明すると、
「でもな、そんなに心配する事じゃないぞ。」
と意外な返事が返ってきた。
パソコンは痛みを感じない。感じたとしても、しょせんはパソコンなんだから、記憶を消してしまえばいい……そうシビアに言い放つ新保の言葉に、本須和は愕然としてしまうのだった。
「あのな、本須和……どんなに人間に見えても、相手はパソコンなんだぜ。」
そして、電話が切れた後もぼう然とする本須和に、植田店長は優しく語りかけるのだった。
「わかりますよ……。僕も同じ事で混乱した事、ありますから。」
「えっ?」
「実は僕、前に結婚していた事があるんですよ……パソコンと。」
「…………!?」
そして植田店長は、自分の過去を――自分とパソコンとの間にあった出来事を話し始めるのだった――。 |

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