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#20 「ちぃ いなくなる」
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脚本: | 大久保智康 |
絵コンテ: | 原 博 |
演出: | 宮田 亮 |
作画監督: | 田崎 聡 |
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いつものように、本須和がチロルへちぃを迎えに行くと、ちぃがケーキを作ったという。本須和も食べたのだが、そのケーキはとてもおいしかった。
そのことを、バイト先で店長や裕美に話す本須和。それを聞いて裕美の表情はこわばる。裕美も昔は人型のパソコンを持っていたという。しかし
「人よりパソコンのほうがいいって人も……だから、そうなると……人のそばに人はいられなくなっちゃう……。」
とさびしげに言うのだった。
そのことばが妙に胸に引っかかり、元気のない本須和。そんな本須和を心配するちぃ。
「秀樹が病気って思ったら胸がぎゅって痛くなった……。」
と言うちぃを思わず抱きしめてしまった。
しかし、裕美のことばや清水先生のだんなさんの話を思いだし、複雑な気持ちになる。
「ちぃをただのパソコンと思えなくなってる……オレ、ちぃを何だと思えば……。」
一方、バイトへ行く途中に本屋へ立ち寄ったちぃ。あの絵本の続きを見つけた、その瞬間、何者かによってちぃの口が塞がれた――!
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