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#16 「ちぃ 何もしない」
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脚本: | 植竹須美男 |
絵コンテ: | 島崎奈々子 |
演出: | 島崎奈々子 |
作画監督: | 桜井邦彦 |
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清水先生が本須和の家に泊まってしまった翌日の晩、アパートの前で新保と清水先生が抱きしめあっているのを、本須和は目撃してしまった。
「まさか、清水先生と新保がああいう関係とは……うらやましい……うらやまし過ぎるぞ、新保!!」
しかし、考えてみると清水先生は結婚しているはずだった。その事に気付いて、ぼう然とする本須和。
けれど、その事を問い詰めようにも、翌日、予備校に新保の姿はなく、清水先生も現れない。また、鞄の中にはいつの間にか新保のパソコンのすももが、“預かってくれ”のメモと一緒に入っているのだった。
「あーもー、何がどうなってんだ!?」
その答えは、その日の晩までオアズケを喰らう事になる。
頭を抱えながら、予備校とバイトをこなしての帰り道、突然、
「電話でーす!」とすももが叫んだ。
それは新保からの電話だった。何やってるんだと本須和が問い詰めると、「先生とかけおち」あっけらかんと答える新保。先生と二人、旅館に逗留しているという。
そして新保は、先生との馴れ初めについて、語り始めるのだった――。 |

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