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#2 「ちぃ でかける」
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脚本: | 金子弦二郎 |
絵コンテ: | 小島正幸 |
演出: | 長井龍幸 |
作画監督: | 阿部順子 |
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本須和がゴミ捨て場で拾ったパソコンは奇妙なパソコンだった。
捨てられていたというのに新品同様で、そして起動はしたものの、「ちぃ」としかしゃべらず、本須和のまねをするばかり。
調べてみても機種も仕様OSもわからない。
というか、つないだディスプレイには「OSがない」と表示されてのに、なぜか動いているのである。
そして新保が自分のパソコンにつないでチェックしようとすると、処理オーバーでつないだ新保のパソコンを破壊してしまうのだった。
「まだ朝なのに、なんか疲れた。はぁ……。」
「ちー。」
「おおごとになってきちゃったなぁ。」
それでも、そのかわいいパソコンとの甘い生活を夢見て、自作マシンに詳しい新保の友人を、パソコンを連れて訪ねる本須和。
が、紹介された国分寺稔は、まだ中学1年生で、驚いてしまうのだった。
そんな本須和を鼻で笑う稔は、その正体不明のパソコンを見て
「……この子……『chobits』かもしれない。」
そう呟くのだった。
そして稔の作ったパソコンでチェックすることになったのだが……。 |

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