注目8競技

寺田的 陸上別視点

10月1日(水) 【第23回】第5日(10/1) 注目選手:山崎勇喜(自体学)、O.リパコワ(カザフスタン)

男子50km競歩
山崎勇喜(自体学)
変則的な4回連続代表入り

07年の大阪世界陸上では審判の誘導ミスで、入賞圏内で歩きながら失格。思わぬ形で世間の注目を集めたが、翌年の北京五輪では7位と、競歩史上初の五輪入賞を達成した。
アジア大会は山崎の競技人生をよく表している。02年釜山大会20km競歩に18歳(大学1年)で出場したが、歩型違反で失格した。歩型は若い頃から今日まで、山崎の変わらない課題だった。国際大会の洗礼を浴びたが「天狗の鼻をへし折ってくれた」と、前向きにとらえている。
06年ドーハ大会は20km競歩で4位。順大の後輩の森岡紘一朗が銅メダルを取ったが、そこから3分近く離される悔しい順位。だが、その結果で50km競歩指向がより強固になった。

前回の広州大会は選考レースの日本選手権50km競歩に優勝して代表入りしたが、6月にヒザを痛めて出場を辞退している。そこで出場していれば、今回で4回目のアジア大会となった。
09年以降は同年のベルリン世界陸上、12年のロンドン五輪と歩型違反で失格。さらに10年、昨年と大きなケガでシーズンを棒に振った。
「今回はチームも自衛隊体育学校に変わり、リハビリにも懸命にやって、課題のフォーム改善にも取り組んできました」
3回目の出場となるアジア大会は、再起を懸けた一戦となる。

女子三段跳
O.リパコワ(カザフスタン)
ママさんジャンパーが変則3連勝に挑戦

ロンドン五輪三段跳金メダリストで、アジア大会は06年ドーハ大会に七種競技、前回広州大会は三段跳と、異なる種目で2連勝中の選手。そのリパコワがママさんジャンパーになってアジア大会に帰ってくる。
アジア大会はリパコワの状況を反映する大会となってきた。06年のドーハ大会は22歳のシーズンで、七種競技で金メダル、走幅跳で銅メダルを取ってシニアの国際大会にデビューした。

その後の4年間で完全に三段跳選手に転身し、10年には15m25のアジア新をマーク。広州アジア大会では三段跳金メダル、走幅跳銀メダルを獲得して、12年ロンドン五輪の三段跳金メダルにつなげた。
昨年の出産を経て、約2年ぶりに試合復帰を果たした。8月のダイヤモンドリーグ・バーミンガム大会で2位。仁川では三段跳2連勝、06年大会の七種競技金メダルを含めると3連勝に挑む。

メダルランキング

順位 国・地域 合計
1 中国 151 108 83 342
2 韓国 79 71 84 234
3 日本 47 76 77 200
4 カザフスタン 28 23 33 84
5 イラン 21 18 18 57

※10月4日23時10分現在