TBSアニメーション・ひだまりスケッチ×☆☆☆ 公式ホームページ

原作者：蒼樹うめ先生スペシャルインタビュー

蒼樹うめ
「ひだまりスケッチ」の原作者。であると同時に、アニメ本編出演から、
ラジオ出演にキャラクターソング・イベント出演など、多岐にわたりご協力いただいている。

「ひだまりスケッチ」の原作者蒼樹うめ先生に、「☆☆☆」のことから、1期・2期の思い出など、貴重なお話を伺いました。

◆「ひだまりスケッチ×☆☆☆」制作の経緯
── 「☆☆☆」制作決定を聞いたのはいつ頃でしたか？

蒼樹：正式にお話を頂いたのは結構遅かったような…。
「超ひだまつりZ」よりも前なので３月くらいでしょうか。
「ひだまりラジオ」で沢城さんがゲストの回が配信されていた頃だったかと思います。

── 因みに、予想はされていましたか？

蒼樹：「365」の打ち上げのときに、「お蔭様で、たくさんの方にご支持頂けています」とスタッフの方がおっしゃっていたのを聞いて、もしかしたら…、と思いました。

── 先日「☆☆☆」のアフレコも始まりました。実際に聞いてみていかがでしたか？

蒼樹： ……新入生だなぁ…と（笑）。
それこそ、迎え入れたゆのたちと同じ感覚なのかもしれませんね。馴れてないです。まだ全然。
もちろんそれは、声優さんたちが、ということではなく、「乃莉」と「なずな」がという意味ですが。
でも、これから一緒に過ごしていく中で、徐々に馴染んでいくんでしょうね。

── キャストの方を選ばれたポイントなどはどういったところだったのでしょうか？

蒼樹：重要視したのは、「キャラクターが立つ」というところです。
既存のキャラクターの声優さんたちは個性の強い方々が揃っているので、その中に入っても、存在感が薄くならない方を選ばせていただきました。あと、6人で聞いた際のバランスも意識しましたね。

── 「乃莉」「なずな」以外の「☆☆☆」の見所はどんなところでしょうか？

蒼樹：お話の構成の縛りは少し緩くなっていますね。
これまでの構成だとやり難かったお話ができるようになっていたり。
あとは、新入生以外の人たちの学年の変化ですかね。
例えば、ゆのや宮子が先輩になって、彼女達の日常にどんな変化があるのかも見所かと。

◆１期・２期を振り返って
── 2007年1月に第１期「ひだまりスケッチ」が放送されてから、足掛け三年になろうとしていますが、当時を振り返って印象的なことはありますか？

蒼樹：作品の空気感を大事に作ってくださったので、非常に感謝しています。
一期の時の私は、作品が終わっていくと共に、アニメ業界から離れる為、徐々に心の準備をしていました(笑)。
こう、急激なショックを受けないように…。
でも、皆様からのご支持を受け、当初は予定が無かった特別編の制作も決定して、本当に嬉しかったですね。

── 2008年7月から放送された「ひだまりスケッチ×365」に関してはどうでしょうか？

蒼樹：「365」は、全てがすごい速度で過ぎていったような…。
一つずつ思い出していけばそんなこともないのかもしれませんが･･･。
イベントがあって、ファンディスクがあって…。
「365」のOPをひだまりないとで見て「ああ、可愛い…」ってなって。
特別編をTBSアニメフェスタで見て、「ああ、可愛い…」ってなって（笑）。

── 蒼樹先生は、原作者としての関わり方以外にも、「歌って」「演じて」という部分でもご協力頂きましたが、振り返ってみていかがでしょうか？

蒼樹：悪目立ちしたな、と（笑）。
あまりお邪魔にならないようにとは思っているのですが…。
でも、私は「経験できる」ということは凄いことだと思っていまして。
普通に生きていたら歌をレコーディングする機会も、アフレコする機会も、なかなか巡ってこないですし。
ステージに上っちゃったりもしたんですが…。自分の人生にとって、貴重な経験をさせていただきました。

◆最後に
──では最後に、「ひだまりスケッチ」を今まで見てくださった方々と、これから見てくださる方々へ、メッセージをお願いいたします。

蒼樹：今まで見てくださった方々には、ありがとうございます！と共に、是非「☆☆☆」も楽しんでください！
変わったところも、変わってないところも含めて楽しんで頂けると思います。
これから見て下さる方々には、あまり構えずに「テレーっ」（笑）と見ていただいて、
もし気に入っていただけたら、また次の週も見ていただけたら嬉しいです。

──ありがとうございました！

2009.12.04

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