【78】「およそ」とは?:清水大輔の『お言葉ですが…』

報道では、重ね言葉を嫌います。
もちろん、言葉としておかしいので放送以外でも正しく言葉が使える方がいいに決まっているのですが…。

そんな重ね言葉で先日耳にして「ん?」と思ったのが「およそ数千人」です。
はい。これ、重ね言葉です。
この場合は、「およそ」をつけずに「数千人」と言った方がよいですね。

「およそ」とは「だいたいのところ」という意味です。
そして〇人」とか「〇個」とかの「数」は、

(すう)」=
「3〜4から5〜6の意を表す」(学研現代新国語辞典)
「4から6までぐらいの範囲」(岩波国語辞典)
「いくつかの」「3〜4から5〜6の数を漠然と表す」(旺文社国語辞典)

ということですので、
およそ数千人」では、あいまいさが二乗になってしまうのです。

日本人って、曖昧な表現が好きなので、
気持ちが分からなくは無い気もしたりすることもあるのですが(←くどい婉曲表現ダメ!)。

* ARCHIVE *

もっと見る
もっと見る
もっと見る
もっと見る
もっと見る
もっと見る
もっと見る
もっと見る
もっと見る
もっと見る
もっと見る
もっと見る
もっと見る