【37】「雨模様」の本来の意味:清水大輔の『お言葉ですが…』

よく聞く言葉、「雨模様」の本来の意味ご存知ですか?
「朝から小雨が降ったり止んだりしているような様子」を表現しようとして、「今日は、朝から雨模様」と言ったり、
「朝から雨が降り続いている様子」にも「雨模様」を使っているケースをよく聞きます。
「雨模様」とは、「どんよりと曇って、雨の降りだしそうな空のようす。」と言う意味。(大辞林)
つまり、本来は、まだ雨は降っていない時に使う表現です。
「雨模様」「荒れ模様」「模様」は、「今にもそうなりそうな様子」をあらわす和語「催い(もよい)」が変化したものだそうです。
ですので、本来の使い方は「〜となりそうな状態」の時に用いるのですが、今では雨が降っていたり、天候が荒れていたりする状況を説明する場合にも、「雨模様」という表現を使うケースが増えてきました。
文化庁が発表した平成22年度「国語に関する世論調査」では、「外は雨模様だ」を「雨が降りそうな様子」の意味で使う人43.3%「小雨が降ったり止んだりしている様子」の意味で使う人47.5%という結果が出ています。(NHKことばのハンドブックなど)
ですから、今後は意味が変わってくるかもしれないという「揺れている言葉」なのです。
数年後、この言葉の使い方の「模様」はどうなっているでしょうかね〜?

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