【30】準備万端です!?:清水大輔の『お言葉ですが…』

全ての準備が整った時に、よく「準備万端です!」と言っていませんか。
何気なく使っている人が多いと思いますが、この 「準備万端!」の使い方は、本来の意味からすると、間違いなのです。
実は大事な部分が抜け落ちているのです。
それは、「万端」の意味を正しく理解していると説明ができるのですが・・・。
わかりますか?
「万端」とは、「ある物事についての、全ての事柄」(大辞林) という意味であって、「完了」の意味合いはありません。
つまり、「準備万端」だけでは、「準備は全て・・・」で止まってしまい、肝心の「どうした」の部分がないのです。
「準備は全て出来た」という意味で使いた場合は、「準備万端整う」が正しい言い方です。
また、「全く完全で、手落ちのないこと」(大辞林)という意味の「万全」を使い、「準備は万全!」と言えば、日本語の使い方として適切です。
どこかで、「準備万端整う」と「準備は万全」が混同してしまったのかもしれませんね。

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