【22】諸刃の剣、読めますか?:清水大輔の『お言葉ですが…』

皆さん、これ、読めますか?
「諸刃の剣」
「もろはのつるぎです。
この場合、「剣」「けん」とは読みません。まして、「やいば」でもありません
ところが、「諸刃の剣」「もろはのやいば」と間違って覚えている人も多いようです。
「もろはのやいば」を逆に、漢字で書いてみると、「諸刃の刃」となり、「刃」の字が2つ登場し、重なってしまいます。
日本語は同じ言葉を繰り返すことを嫌う傾向にあります。ですから、「諸刃の刃」とはなりにくい。
ちなみに、調べた限りでは、「もろはのやいば」を載せている辞書は、ありませんでした。
では、別の質問。
「諸刃の剣」とは、どんな意味か知っていますか?
 ↓
「相手にも打撃を与えるが,こちらもそれと同じくらいの打撃を受けるおそれがあることのたとえ。また、大きな効果や良い結果をもたらす可能性をもつ反面、多大な危険性をも併せもつことのたとえ。」(大辞林)とあります。
例えば、「その新薬は人類の救世主となり得るが、強烈な副作用をともなう、まさに諸刃の剣だ」 というのが正しい使い方です。
ところで!
「剣」という字は、「けん」と読むのが一般的なのかもしれませんが、「つるぎ」と読む場合、まだありますよ。
「諸刃の剣」(故事ことわざ)
「剣の舞」 (旧ソ連の作曲家・アラム・ハチャトゥリアンが作曲したバレエ楽曲)
「草薙の剣」(三種の神器のひとつ・天叢雲剣 (あめのむらくものつるぎ) の別称)
 ↑
これらは「つるぎ」と読みますので覚えておきましょう〜

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