【20】お相撲さんのお話「幕内」:清水大輔の『お言葉ですが…』

関取の中でも、十両を除いた横綱から前頭までを「幕内」と言います。
読み方は、「まくうち」「まくのうち」です。
どちらでも間違いではありませんが、大相撲中継をしているNHKは、「まくのうち」という読み方を第一としているため、アナウンサーの必需品、『アクセント新辞典』でも「幕内(相撲)」は、「マクノ\ウチ」となっています。
では、どうして、「幕内」と言うのでしょうか?
江戸時代、将軍が相撲を見る際、数人の優れた力士が、将軍のいる幕の内部に入ることを許されたことに因みます。 「幕の内に入ることが出来る優秀な力士」ということで、「幕内力士」となったのです。
ではでは、「将軍のいる幕」とは何でしょうか?
江戸時代以前から、何かの行事には、周りに幔幕(まんまく)を張り、その中で儀式や宴を催しました。将軍が相撲を見る時も、こうした幕を張って、その中で相撲を見たのです。
ところで、「マクノウチ」というと、「幕の内弁当」を思い浮かべる人、いませんか?
僕もそうです。笑
でも、この「幕の内」は、相撲とは関係はありません。
「幕の内弁当」の「幕の内」は、歌舞伎などの芝居の休憩(=幕間(まくあい)の内)から来ていて、「幕間の内」→「幕の内」となったものですよ。
 ですから、「幕の内弁当」には、必ず「の」が入ります。
あぁ、なんかお腹がすいてきました。お弁当、買ってこようかな〜。

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