第1話より:蛭子雅人へのメッセージカード=ハンプティ・ダンプティ

「ハンプティ・ダンプティ」とは、元々、英米で昔から親しまれている伝承童話「マザーグース」の一編で、童謡の中にも登場するキャラクターですが、「不思議の国のアリス」の続編「鏡の国のアリス」にも登場するキャラクターとしても有名です。タマゴを擬人化したユニークな外見ですが、鏡の国に迷い込んだアリスに対して、高飛車で居丈高な態度で接します。
明日美はそのことになぞらえて、患者に対して愛想よく平気で嘘をつき、部下に対して高圧的な言動を繰り返す蛭子に対して、ハンプティ・ダンプティをメッセージカードに描きました。二枚舌ならぬ、無数の舌を出して「LIAR=嘘つき」とメッセージを添えて描かれたハンプティ・ダンプティは、患者に対する蛭子の言動を意味したものです。