本格的エンターテインメント劇場「赤坂ACTシアター」

公演詳細


「7つの人形の恋物語」

■ 日 時

2008年8月23日(土)〜2008年8月31日(日)


■ お問い合わせ

音楽座ミュージカルチケットセンター(OMTC) 0120-503-404


■ CAST&STAFF

脚本・演出:ワームホールプロジェクト 音楽:高田浩
エグゼクティブプロデューサー&クリエイティブディレクター:相川レイ子
キャスト:Rカンパニー 他


■ 内容

「ポセイドン・アドベンチャー」、「雪のひとひら」、「さすらいのジェニー」などで有名なアメリカの作家ポール・ギャリコの「七つの人形の恋物語」を原作とする音楽座ミュージカル待望の新作。田舎生まれの無垢な少女ムーシュは、都会に出てきたものの生きあぐねてしまう。絶望し、河に身投げしようとしていた彼女を引き止めたのは、何と赤い髪をした少年の人形だった。頑張り屋で野心家のにんじん、嘘つきでずる賢い狐のレイナルド、気取り屋のデュクロ博士や見栄っ張りでわがままな妖精ジジ、頭のめぐりの遅い巨人のアリファンファロンなど、七つの人形たちは誰もが魅力的。いつしかムーシュは死を忘れ、彼らの仲間入りをすることになる。冷血で残忍な人形使いキャプテン・コックを恐れながらも、ムーシュは人形たちとの愛情を日ましに深めてゆくのだが…。18年間の構想期間を経て、感動的な物語を美しい音楽と躍動感あふれるダンスで綴った新たな名作ミュージカルが誕生する。


■ 心理学者が必ず取り上げる「七つの人形の恋物語」

最近は、起きる事件の悲惨さを声高に話すことが、「今更」と言われ新鮮さを感じられないぐらい、あまりにもよくある話になってしまいました。
改めて、今生きているこの日常の恐ろしさを感じます。
この傾向は日本だけではなく、どこの国でもあることのようで、実は大きな意志が人間の支配するこの世界を終わらせるために動き始めたのではないか、と思わずにはいられません。
人間の傲慢さや勇気のなさ、責任を他に転嫁する卑怯さや見て見ぬふりをする無責任さ・・・現実の全ては、人の心が引き起こした結果です。
全ては、今この時代を生きている私自身の心が起こしていること。

犠牲になった幼い子どもたちは、いったいどう生きていくのでしょうか。
・・・きっと、「七つの人形の恋物語」の人形遣いミシェルのように。
でも、閉じた貝の小さな真珠のように、本来の魂はまだ闇の奥で光っていることが信じられるのです。

ポール・ギャリコの「七つの人形の恋物語」は知る人ぞ知る、隠れファンの多いファンタジー小説です。
先日亡くなった心理学の権威河合隼雄氏をはじめ、心理学者には必ずといってもよいほど取り上げられ論じられる小説でもあります。
人の心の不思議さ、切なさ、哀しさ、そして希望が見出される、学問的にも研究しがいのある魅力的な作品だからです。

七つの人形を操る人形遣いの男が求め続けた無垢な魂。
モンスターにならないと生きていけなかったミシェルの悲しみが、きっと私たちの日常の見直しに、そしてこの世界の未来に役立つことを信じて、このミュージカルを贈ります。