ゼロ・ウェイスト(Zero=0、Waste=廃棄物)とは、持続可能な未来を目指してごみになるものをゼロにすることを目標に、リデュース(削減)・リサイクル(再資源化)・リユース(再利用)・などを実践(じっせん)する活動です。
ゼロ・ウェイストハブとは

「地球を笑顔にする広場」では、2022年11月のイベントから徳島県上勝町の「ゼロ・ウェイストセンターWHY」を運営する株式会社BIG EYE COMPANY監修のもと、会場で出たごみを紙・プラスチック・生ごみなど9種類に分別する「ゼロ・ウェイストハブ」を設置しています。
スタッフが常駐し、ご来場の皆さまがごみを捨てる際の分別のアドバイスや、リサイクルによってごみがどのように生まれ変わるかなど、体験しながら学ぶことができる取り組みを行っています。
生ごみは「コンポスト」で堆肥にする

生ごみを微生物の力で‟たい肥(土)”に変えるのが「コンポスト」です。気温などの条件にもよりますが、だいたい1〜2カ月くらいで生ごみが栄養たっぷりな‟たい肥”に生まれ変わります。家庭の生ごみを減らしてくれるだけでなく、できた‟たい肥”は家庭菜園や花の栽培に活用できます。
「地球を笑顔にする広場」の会場で出た生ごみは「ゼロ・ウェイストハブ」で回収した後、たい肥に生まれ変わります。
”何度でも生まれ変わる食器”の導入

今回初めて導入する水平リサイクル容器「P&Pリ・リパック」は、阪神淡路大震災の経験から、災害時のごみを減らすために作られました。今年発生した能登半島地震の被災地やこども食堂でも導入されています。
容器には特殊なフィルムが貼ってあり、食べ終わったらフィルムをはがして容器をきれいなまま回収します。「ゼロ・ウェイストハブ」で集められた容器は、一度溶かされ「ペレット」(粒状のプラスチック)になり、再び容器として生まれ変わります。
ごみになるのはフィルムだけなので、使い捨て容器よりごみが少なく、焼却時のエネルギーやCO2の排出量も減らすことに繋がります。
また使用したスプーン類も回収し、アップサイクルする予定です。
協力:株式会社Ripples(容器)・ホウケン産業株式会社(カトラリー)