週刊Scoop[2月9日号]

やはり神御蔵巡査は「人を守る手」の持ち主?刺された板橋容疑者、奇跡的に命を取り留める

(写真) 港警察署での取調べを終えて検察に移送される板橋容疑者が、一般人にナイフで刺されるという事態が起こった。マスコミなど報道陣でごった返す中、板橋容疑者を「悪魔」と呼び「悪魔退治」と叫んで向かっていったのだ。男の持ち物からは、板橋容疑者について書かれた週刊誌も見つかっており、インターネットの閲覧履歴からもこの事件に関心を持っていたことが伺える。
犯人はその場で取り押さえられたが、板橋容疑者は元々ガンを患っており、危険な状況にあった。神御蔵巡査がとっさに傷口を押さえるものの心配停止状態に陥り、心臓マッサージを試みるもその鼓動は打つことはなく、経過時間から傍らにいた蘇我巡査もあきらめざるを得なかった。しかし神御蔵巡査の手を「温かい」と口にした板橋容疑者は、再びその命を繋いだ。

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ガンに冒された身体、脳に酸素が送られることがない状態、もう意識を回復することはないかも知れない。しかし、路上で「殺人犯」として殺害されるのではなく「人として」近親者に看取ってもらえるということ。板橋容疑者のしたことは間違っていたかも知れない、しかし家族にとっては大切な家族だ。「人生の幕を閉じるとき」、命の終末は悲劇であって欲しくないと願う人がいる、だからこそ「確保」を信条とするNPSが存在するのではなかろうか。

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