週刊Scoop[1月19日号]

今、街コンならぬ“家コン”が熱い!?地元の利点と男女の出会いを考える

(写真) 近頃、地域の活性化、出会い、婚活などを支援する名目で地元商店街を利用した街コンがしきりに行われている。地域によっては少子化対策のために行政が援助、主催しているところもあり、もし近くで行われているのならば利用しない手はない。一時期ほどのブームはなくなったものの、不規則な勤務体系だったり、出会いが少ないと嘆く職場の人たちには好まれているようだ。
女性から見た結婚相手として人気が高い職種に、医者、弁護士などがよく上げられるが、実は警察官も根強い人気を誇っている。一方、男性から言わせれば、看護師の女性は言わずもがなであろう。今回取材した家コンの会場は、幹事である神御蔵巡査の母親が営む「まんぷく食堂」だ。実家で合コン?と眉をひそめる人もいるかも知れないが、神御蔵巡査としては幹事に徹しやすく、料金面でのサービスも期待できる。女性側の幹事である幼なじみの棟方ゆづるさんとは恋人というわけでもなさそうだが、新たな出会いを求めるというつもりもないらしく、大衆的な実家の店を会場とすることは自然体でいられるし、予算も抑えられ、さらには店の売り上げにもつながり、と利点のほうが多かったようだ。
しかし、実際に行われていた合コンに目を向けてみると、自由気ままな幹事と押せ押せで空気を読めない男性チームに、女性サイドはドン引きだ。筋トレを趣味としている古橋警部補はその肉体美をどうしても見てもらいたいらしいが、脱ぎ芸は男同士の席、または親しいチームでの飲み会に限定すべきだろう。相手によっては盛り上がるかも知れないが、下手をするとセクハラになってしまうので注意されたい。警察官がセクハラで訴えられるなど、恥以外の何ものでもない。

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また、共通の話題を探すのは合コンの定石だが、自分の話ばかりをしてしまうのはマイナスだ。相手の話を聞く「聞き役」に徹したほうが高感度があがるだろう。動物の話は女性も食いつきやすいので、うまくすればいい雰囲気になれるはずだが、梶尾巡査部長の、目の前の女性よりもポインターを褒め続けるというのは、聞かされるほうとしてはどうしたいのか分からず、残念すぎると言える。

(写真) そんな盛り下がったところに一滴の清涼剤のごとくクールなイケメンが現れたら、すべて持っていかれてしまうのも致し方なかろう。自己主張の強い男よりも、控えめで口数は少なくとも決して根暗ではない、そういう男性が好まれるのは仕方がないが、あからさまに態度を変えて肉食系になる女性も、本性見たりと恐ろしいものがある。 ここに香椎警視が登場しても、その大人の余裕ぶりから、そんなに結果は変わらなかったかもしれない。さりげない気遣い、心地よい会話、そういうコミュニケーションをとれる相手が見つかれば、先の交際まで発展が見込めることだろう。今回の合コンではカップルが成立するとは考えづらいが、幹事同士の関係性にも興味はつきないところである。

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