週刊Scoop[新春特大号]

新宿立てこもり銃乱射事件、洗足交番の神御蔵巡査の意外な経歴!彼は元プロボクサーだった!

(写真) ボクシングファンなら数年前、チャンピオンベルトに手が届くところまでいったものの、ついにベルトを巻くことなく引退したボクサー・ミクラス一號の名を覚えているだろう。一撃必殺のハードパンチャーで、いずれ世界をも狙えるだろうと将来を嘱望された選手だ。
しかしそのパンチを世界で見ることはついに叶わず、ミクラス一號は引退してしまった。当時、引退会見なども行われなかったものの、棟方会長に突撃取材したところ、たった一言「向いていない」という言葉が返ってきた。

(写真) 記者は何度かミクラス一號の試合を見ているが、その思い切りのいい踏み込み、フットワーク、そして最大の武器だった重いパンチと、「向いていない」という言葉はまったく繋がらなかったと記憶している。
引退後の動向はこれまで全く聞こえてこなかったが、まさか警察官になっていたとは驚きの一言である。チャンピオンになるために相手を“倒すためのこぶし”は、今は市民を“守るためのこぶし”へと変わっていたのだ。あの時の踏み込みは銃隊員を救うための一歩になった。あのときの棟方会長の「向いていない」という言葉の意味が、今ならわかるような気がする。久々に棟方ボクシングジムを覗いてみたが、引退後もトレーニングを欠かさないミクラス一號の、現在の姿・神御蔵巡査の今後を一ファンとして応援したい。

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