爆弾テロ、銀行強盗…恐るべき犯罪が行われ、捜査権を持つNPSが主導となると、SATはプライドが傷つけられて仕方ないんです。前回の調布立てこもり事件もリベロに甘んじたSAT、さすがに二度目となると中丸隊長とて血の気の多い隊員たちを押さえるのは大変なんです。
しかし、警察組織というのはなかなか思うようにいかず…ならばNPSの潜入調査にSATからも一人同行させることになります。それは信用していないからということなのでしょうけれど、そういうことされるとなかなかお互いやりにくいというもの…なのですが。おおらかな一號くんは「あ、一緒なんだ。ようし、負けないぞ!」くらい。それもこれも、香椎さんがきちんと「力を入れすぎるな」というチームの姿勢を浸透させてくれているからというのもあるんでしょう。
にらみあうSATとNPSですが。一號くん役・向井さんが手に何か棒のようなものを持っていますね。これは何かと言うと、はしごをつけたりするために必要になるもので、まるで如意棒のようにものすごく長くなるんです。
綾野さん「銃のかわり?これで戦うの?」
高嶋さん「体術だね!」
大森さん「じゃあ、今回は一號がスナイパーで!」
銀行強盗の現場のようすを見に行く際、当然、正面切っては行けませんから、こういう共同溝から入っていくのですが、こちら本当の地下の共同溝に入ってます。ものすごくリアルで、申し訳ないですが臭いもすごいんです。うう、マスクしたいけど、向井さんも綾野さんはそのままなのにわたしたちだけっていうのも…
綾野さん「ぼくたちのことは気にせず、皆さんマスクしてください。ベースは動けないし、つらいでしょう?」
すみません…つらいのは演じているお二人なのに…お気遣い本当にありがとうございます!
向井さんと綾野さんは仲良しですが、一號くんと蘇我さんはそうは行きません。冷静に職務をこなそうとする蘇我さん、一方で張り合いを見せる一號くん。このあたりの温度差のあるやりとりは特殊任務といっても楽しいです!
一號「オッレが先ぃ♪」
子ども!?本来自分に課せられた役目だから、とかは一號くんにはきっと関係ないんでしょうね…
地下溝の中にあるパイプスペース、こんなところにも入っていきます。この中の撮影はさすがにセットで行いましたが(だって機材が入らない)、この中に入っていくまでは本当の地下溝です。
が。先ほどのはしごをかけるための棒が長くて引っかかって入れない!実は最初はこの棒は背にしょっていたんです。だからどういう角度になっているのかとか見えなくて、入り口のドアさえ引っかかってしまったという…
向井さん「…手持ちでもいいですか?」
監督「そうですね…動けませんものね。」
そして遭遇する犯人グループ。一体目的は何なのか、一號と蘇我は協力して犯人を逮捕することが出来るのか。確保と制圧、それぞれの信条で立ち向かう二人の活躍、どうぞお楽しみに!!